整理屋と手を組んでいる提携弁護士ってなあに?もし依頼してしまったらどう対処すればいい?
整理屋とは、債務者(借金している人)を騙してお金をむしりとる悪徳業者です。
提携弁護士は、そんな悪徳業者の整理屋と手を組んで、
債務者からお金を巻き上げる悪い弁護士の事です。
手口はまず雑誌、スポーツ新聞や街に貼られているチラシなどで
格安で債務整理を依頼出来ますと広告を出す所からです。
広告で集まった多重債務者(たくさん借金を抱えている人)の
債務整理は整理屋が行います。
債務整理は弁護士が行う仕事ですが、
名義だけ整理屋に貸します。
提携弁護士は債務整理を行わず、
名義を貸すだけで平均40%の報酬を受け取ります。
整理屋の事務所には弁護士はいません。
提携弁護士もいません。
いるのは事務長、事務理事長といった
怪しい肩書を持つ人が数名いるのみです。
弁護士法違反の事務所ですが、提携弁護士の名義を使えるので、
受任通知の送付は出来ます。
結果、一応は債権者(貸金業者)の取り立ては止まりますが、
意味のない債務整理が行われる事になります。
債務者は、延々と続く、債務整理のために事務所へ
お金をひたすら送金する事になります。
これが大まかな手口の流れです。
対処法は、債務整理関連の問題に強く、
信頼できる弁護士に助けを借りる事です。
悪徳業者を解任する訳ですから、
債務整理がストップします。
ストップすると貸金業者の取り立てが始まります。
解任する前に、正しい仕事をしてくれる弁護士に相談し、
依頼してください。
正しい仕事をしてくれる弁護士は、
悪徳業者や提携弁護士ともちゃんと交渉してくれます。
無駄に支払ったお金を回収してくれます。
悪徳業者や提携弁護士が応じない場合、
相手が所属する弁護士会に紛議調停を申し立ててくれます。
懲戒請求(相手への制裁)を行なってくれます。
まずは、悪徳弁護士が所属する弁護士会の苦情窓口へ問合せてみると良いでしょう。