弁護士選びで、弁護士・司法書士の学歴は参考になるの？
債務整理をする際、できるだけ優秀な弁護士を見つけたいというのは当然の気持ちです。
でも、誰が優秀かということを見極めるのは、なかなか難しいことです。
そこで、一つの弁護士・司法書士選びの基準として弁護士がアピールすることが多いのが学歴です。
有名大学の法学部を出ていますということを前面に出して、宣伝文句としていることもあります。
確かに、有名で難関大学と言われるところを出ている弁護士・司法書士は、それだけ知識や判断力などが優れているという面もありますので、弁護士・司法書士を選ぶための一つの基準となることはありえます。
さらに、大手のクライアントも少しでも優秀な弁護士・司法書士を選定するために、東大などのレベルの高い大学を出ている弁護士・司法書士を優先して選ぶことも多いので、必然的に難しい案件に関する経験も増えていきます。
弁護士の仕事は経験も非常に重要な要素ですから、経験豊富な法律家というのは頼りになるものです。
しかし、学歴が良ければすぐに優秀であるという結論を出すのはどうかと思います。
というのも、法的手続きは知識がたくさんあるとか、難しい法律をしっかりと解釈できるという能力だけではなく、相手と上手に交渉ができるかという能力も必要になるからです。
これは、学歴うんぬんではなく、それぞれの経験や磨いてきた素質に大きく関係します。
こうしたことから、とくに有名大学とは言えない大学出身の人でも、いくらでも優秀な成績を法廷で納めてきた弁護士・司法書士はいます。
特に、債務整理のような確実な処理が求められる手続きでは、高い処理能力と金融会社との交渉力が求められます。
こうした能力は、学歴だけで測れるものではないので、学歴は参考程度であると思っておくとよいでしょう。
そして、やはり親身になって相談してくれる安心できる弁護士・司法書士を選ぶということも重要です。
能力だけでなく、弁護士・司法書士の人となりも選ぶ際の大事な要素になるということです。
信頼できる頼もしい人を選ぶようにしましょう。
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