大分県の多重債務者の債務整理相談の体験談です

夜の大分駅

大分県に住んでいる40代の男性のケースです。

男性は15年前に結婚し、夫婦の間には10歳になる男の子がいました。

男性はトラックの運転手として働いていて、土日の休みなく頑張って働いていたため、毎月の給料は35万円ほどでした。

ところが、ある日男性が帰宅すると、妻と子どもの姿はなく、食卓の上には判子の押された離婚届が置いてありました。

実は3年前、男性は妻と大喧嘩をし、その腹いせに市役所から離婚届をもらってきて、自分のサインをして妻に渡していたのでした。

数日後には二人とも思い直していつも通りの生活に戻りましたが、妻はその時の離婚届をそのまま持っていたのでしょう。

それから3年、男性は特に問題なく暮らしていたつもりでいましたが、妻はそうではありませんでした。

男性に残されたのは、自宅と離婚届だけではありませんでした。

男性名義のクレジットカードで妻はショッピングやキャッシングを重ねており、借入金の総額は250万円ほどにまで膨れ上がっていました。

おまけに、男性には市民税の滞納金が50万円ほどありましたので、借金はトータルで300万円にまでなってしまいました。

さらに悪いことに、男性名義の銀行口座にあったはずの預金まで引き出されており、男性はまさに一文無しの状態で、借金だけを背負わされたことになってしまったのです。

離婚に至る原因は一方的なものではありませんので、妻だけではなくもちろん男性自身にも思い当たるところはなくもありませんでしたし、そのことで妻を責める気にもなれませんでした。

ところが、キャッシングやショッピングのために複数のクレジットカードを使って借り入れをしていたことについて、大きな怒りを感じるとともに、とてもショックを受けたのも事実です。

夫に対する復讐として行ったことなのか、生活に困窮して仕方なく行ったのか、男性にはどちらとも判断がつかず、生きる気力をなくしてしまいました。

しかし、妻は子どもと一緒に出て行きましたので、子どもを育てるためと考えると、男性はそれらの借金を自分が払わなければと決意を新たにしました。

大分県在住　内田さん　44歳男性　工場勤務

今からもう20年も前の話です。

当時の私はまだ20代の前半であり、現在勤めている大分県にある工場に勤務したばかりの状態でした。

当時の世相は騒がしいものではありましたが、私自身は趣味にのめり込むような人生を歩んでいたのを覚えています。

私の趣味ですが、飛行機のラジコンを飛ばすというものでした。

これがなかなかどうしてお金がかかってしまうのですが、楽しくて楽しくてついのめり込んでいました。

そもそも私の家はあまり裕福ではなく、子供の頃からおもちゃなど買ってもらった覚えはありません。

そんな中、就職したことで自分が使えるお金も増え、ふと手にしたのがラジコンの飛行機だったのです。

これがまた自分とは相性が良かったのでしょう。

私は生活費をギリギリまで削るようにして、趣味に没頭していました。

それでも生活が成り立っていたのですから、今思うとかなり危ない生活をしていたのでしょう。

それが借金生活をするようになったのは、友人の結婚式が重なった時でした。

結婚式の御祝儀ですが、大分県でも全国的な平均と同じ額を渡します。

これが1ヶ月に3度重なったことがあったのです。

当然ですが、貯蓄と言えるもののない生活をしていた私は、御祝儀を出すのにどうにかしてお金を集めないといけなくなりました。

先述したように実家に頼ることはできない状態でしたので、ともかく消費者金融を利用しようとなったのです。

それがきっかけで借金をすることが常態となってしまいました。

私自身馬鹿だったと思うのが、趣味に使うお金を借金で賄ったことです。

当時の私はそれが天啓にも思えるほどのもので、借金をしては趣味に使うという碌でもない生活をしていました。

結果、気がついた時には借金の総額が300万円ほどになっており、これは返済できないと絶望的な思いに駆られたのです。

すべては私の自業自得なので誰にも責任を問うことはできません。

しかし、それでも私は一縷の望みをかけて、大分県にあった弁護士事務所に相談を持ちかけました。

結果、債務整理をする運びとなり借金も返済できました。

今は生活を立て直すことができ、本当にお小遣いの範囲でできる趣味に没頭しています。