山口県の多重債務者の債務整理相談の体験談です

海峡ゆめタワー

山口県に暮らしている50代の女性のケースです。

現在は、同じく50代の夫と、80代の夫の母親と3人で生活しています。

夫婦には20代になる息子がいますが、就職をしていまは自立して生活しています。

現在は夫名義で購入した分譲マンションで暮らしており、住宅ローンは毎月12万円程度です。

女性は8年前までウィンドウディスプレイの仕事をしていましたが、8年前に原因不明の難病を患うようになってしまい、その後は自宅で静養を続けています。

夫は食品会社に勤務しており、毎月の収入は40万円ほどです。

女性自身の難病治療のために毎月10万円ほどが医療費として消えてしまいます。

また、80代になる義母も体調が思わしくなく、日中はデイケアのサービスを利用しています。

そのための費用が毎月8万円で、それ以外の光熱費や水道料金、食費や日用品などを含めると、一家の毎月の出費は36万円ほどになります。

残る4万円については貯蓄に回したいところではありますが、実際には借入金の返済で消えてしまっています。

夫婦が借り入れしているトータル金額はおよそ300万円で、信販会社3社から借り入れをしている多重債務です。

借り入れをした理由としては、女性の難病治療のための資金だけでなく、義母の介護費用や生活に必要なさまざまなアイテムを購入するためで、贅沢をしたり散財をするためではありませんでした。

これといった無駄遣いをすることもなく生活をしてきましたが、女性が難病になったことや、高齢の義母を引き取ったことなど、人生におけるさまざまな出来事が重なったために、思わぬ費用が必要になってしまったためです。

現在はまだ夫が働いていますので、なんとか生活をやりくりしながら返済を続けていくことはできます。

ところが、あと数年もすれば夫は退職をするため、これまでのような収入を期待することはできなくなります。

その場合には、新たに借り入れを検討しなければならなくなるおそれもあり、夫婦は先行きに大きな不安を抱えています。

山口県　峰岸さん　39歳女性　主婦兼パート勤務

うちは夫が長距離トラックの運転手なので家にいないことが日常茶飯事で、寂しさがつのる中でホストクラブにはまり多重債務者になりました。

夫とは同い年で高校の時からの長い付き合いで19年前に恋愛結婚したのですが、今もなおお互いに関係が冷めたわけではありません。

ただ夫は仕事柄家にいる時間が極端に短くて、また私が不妊だったので子供もいなく、長年にわたり寂しい思いをしていました。

私の住んでいる山口県では水産品の流通で全国に輸送するトラックが多く、うちの夫も大型の冷凍車を関東方面と山口県の往復で毎日のように運搬しています。

ただそうなると平日に帰宅する回数が少なく漁の最盛期には週末にしか帰らないことも多くて、ただでさえ寂しがりの私にとっては耐え難い日々が続いていました。

そうした中でパート先の主婦友達から誘われたホストクラブにはまってしまい、人にはあまり言えないのですが500万円ほどの借金を作りました。

若い頃などはホストクラブを利用するなど考えたことすらなくて、何で今さらこの歳ではまったのかは説明が難しいのですが、やっぱり一番にあったのは寂しさで、ホストクラブはとにかく華やかで楽しい所だったので通い詰めてしまいました。

浮気とかの関係にはなりませんでしたけど、甘い言葉で誘われて高いお酒を入れることもあれば高額なプレゼントもしていましたので、2年ほどの間に多重債務者になってしまったのです。

ただこうした生活をいつまでも続けることはできなく、夫にもいつばれてるのか不安を感じるようになって、地元の山口県に事務所を構える弁護士に相談しました。

先生は私に対して苦言を呈することもなく、今のままでは到底生活が成り立たず将来的に大きな苦境に陥ることを淡々と説明してくださり、これを機会にホストクラブとは縁を切ることにしました。

借金についても任意整理と呼ばれる方法で毎月の返済額をより少なくできるそうで、やっと多重債務から再生に向けてスタートラインに立つことができて安心しました。