岡山県の多重債務者の債務整理相談の体験談です

岡山県に暮らす60代の女性のケースです。

これまで結婚することもなく、両親もすでに他界していますので、現在は6畳一間のアパートでひとり暮らしをしています。

家賃は毎月5万円で、いまは電子部品を作る町工場でアルバイトをしながら生活しています。

アルバイトの収入は毎月12万円ですので、家賃を差し引くと毎月7万円が生活費になります。

女性のひとり暮らしとは言っても、光熱費や水道料金、食費、日用品など生活をしていくためにはさまざまなコストがかかるものです。

また、病気を患うこともありますので、万が一の出費に備えておかなければなりません。

そのため、7万円の生活費ではそういった不測の事態に対応することが十分にできませんので、女性はこれまでに仕方なく消費者金融から借り入れを続けてしまいました。

現在までに合計で4社、借入金額の総額は170万円ほどになります。

そのための返済額は毎月3万円ですので、女性は実質4万円でギリギリの生活をしていることになります。

もうしばらくすると年金を受給できるようになりますので、アルバイトの給料と合わせると、一時的に収入がアップすることにはなります。

ただし、ずっとアルバイトを続けていける保証もありませんので、そのうち年金だけの収入で生活をしなければならなくなります。

そのときに毎月4万円の返済を続けていけるかどうか、そのことを考えるととても不安になってしまいます。

現在と同じように、ずっと元気でいられる保証もありません。

高齢になればなるだけ、身体のいろいろな部分が不調をきたすため、病院のお世話にならなければならない機会もどうしても多くなります。

そのための医療費も増大しますので、そのコストも踏まえたうえで、計画を立てなければなりません。

ところが、アルバイトと年金の二重の収入を得られる期間には限りがあります。

そのうちに貯えを増やさなければならないのですが、そうなると毎月4万円の返済が重くのしかかってしまいます。

岡山県　吉田さん　23歳男性　会社員

高卒で働き出したので今は社会人生活5年目です。

自分は昔から車が大好きで、ここだけの話し高校時代には無免で夜中に爆走していたこともありました。

2年くらい前にそんな昔の先輩から高級車を買わないかと勧められ、この先輩の勤める中古車店で600万円の車を買うことにしました。

この車はノーマルの物とは違ってがっつりデコレーションされた物で、岡山県内だけじゃなく西日本でもこれ1台の凄まじい怪物だったので、欲しい気持ちとお金が無い現実の間で悩みました。

ただ紹介してくれた先輩の顔をつぶすことはできないので、余り深くは考えないままに買うことにしたのです。

ただ自動車ローンを申し込んでも給料が安いのか信用できないのか全部で断られてしまいました。

今さら車を買うのを断わる訳もいかない中で、キャッシングとかカードローンをフル活用して、自分の貯金と合わせて何とか都合を付けることができました。

買ってしばらくは家にいる時間はほとんど無くて、仕事以外はほぼ車の中にいて岡山県から山陽や名神などを飛ばして遠くは名古屋まで行くこともありました。

しかしやばい現実に気が付いたのは半年もたたないうちで、給料のほとんどが飛ぶようになって食事やガソリン代にも困るようになったのです。

というのも、やっぱりいい車を買うとパーツとかもいい物を使いたくなるもので、実はキャッシングとかは多重債務になって新たに貸してくれなり、仕方がなく闇金に手を出してしまったのです。

もちろんヤバイことはわかっていたのでヤミ金からの借金はできるだけ抑えていたのですが、なぜか金額が大きく増えて多重債務が加速したのです。

このままじゃ本当にまずいとネットで調べて弁護士の先生に相談して対応をお願いしました。

それからしばらくして自分も車を売却して、何とか楽に暮らせるまで借金を大きく減らして多重債務から逃れることができました。

やっぱり自分の収入とか身の丈に合わないことに手を出すものじゃないといい勉強になりました。