京都府の多重債務者の債務整理相談の体験談です

京都駅

京都府に暮らす30代後半の男性のケースです。

男性はもともと地元が京都府ではありますが、大学を卒業したのをきっかけに、実家から離れてアパートを借りて生活をしています。

アパートの家賃は7万円で、インターネット関連企業でシステムエンジニアとして仕事をしています。

毎月の給料は24万円でしたので、家賃を差し引くと17万円が生活費となっていました。

男性には付き合っている彼女がいるため、週末にはよくデートをしていますし、将来の結婚のための貯金をするため、生活費のなかから4万円程度をそれらの費用に充当していました。

そこで、実際の生活費は13万円ほどとなります。

昨年までは会社も業績が順調で、夏と冬には30万円程度のボーナスが支給されるなど、男性の人生計画においてはコスト面で特に大きな問題もなく、進行していました。

ところが、世間の不況の流れに乗るようにして勤務先の業績が一気に悪化するようになると、男性の周囲の環境も大きく様変わりしてしまいます。

夏と冬のボーナスはカットになるばかりか、毎月の収入も24万円から18万円程度に、大きく目減りしてしまったのです。

となると、それに連動するようにして生活費も大きく落ち込み、将来に向けての貯蓄も厳しくなってきました。

生活を続けることだけで精一杯の状況のなかで、彼女とのデートもあまり数多く行えなくなり、そればかりか食費や光熱費などの固定費を切り詰めなければ、最低限の生活を続けていくこと自体が困難になっていきました。

もちろん、同じ京都に住んでいる両親に助けを求めればよかったのかもしれません。

しかし、すでに会社を退職して年金が支給されるまでの待機期間にあった両親に無心することは、男性としてもどうしても割り切れない事情がありました。

そこで、やむなくクレジットカードのキャッシング、消費者金融の借り入れに手を出してしまい、現在では合計3社から、総額で120万円の借り入れをしてしまったのです。

京都在住　鶴岡さん　女性41歳　デザイナー事務所勤務

私は京都という街に生まれたからか、昔から寺社仏閣の類が好きでした。

女の子なのに珍しいとも言われていたのですが、好きなモノは好きと私は京都だけではなく、日本国内の寺社仏閣めぐりをするほどに成長しました。

さらに、社会人になってからはさらにエスカレートしたと言えるでしょう。

私は京都市内にあるデザイン事務所に勤務することになったのですが、そこで世界遺産に興味を持ってしまいました。

もともと日本国内を旅していた私ですので、それが海外旅行となっただけと思っていたのですが、ここに意外な落とし穴がありました。

意外と海外旅行にはお金がかかってしまいます。

旅行費に滞在費といったことであったり、世界遺産は辺鄙な場所にあることが多いので、そこに行くまでの交通費などもかかり、ある時にはチャーターする必要もありました。

そうした生活を送っていると、日本での収入では足りなくなってしまいます。

そこで私は生活費を削って旅費の捻出をしていたのですが、さすがにそれでも限界はやってきます。

消費者金融にてお金を借りて、生活費の穴埋めをするというパターンがあったのですが、ある時私は旅費の一部も借りてしまえばいいのではと思ってしまったのです。

私の中では天才的なひらめきだったのですが、今にして思えば考えなしの行動でした。そこから借金の額が一気に増えていきました。

300万円程度のお金を借りると、月の返済額も10万円近くになってしまいます。

それでもほとんどが利子の返済に消えてしまって、なかなか元金が減っていきません。

結果、私の中で何かがキレてしまったのでしょう。

精神的に塞ぎこんでしまうようになってしまったのです。

そんな状況で、私のことを救ってくれたのが友人でした。

ともかく専門家に相談をしたほうが良いとのことで、京都市内にあった弁護士事務所に連絡をとってくれたのです。

その結果、借金は債務整理をすることになり、大幅に減額してもらうことができました。

お陰で決められた通りに返済することができ、きっちり完済できました。