三重県の多重債務者の債務整理相談の体験談です

津市市街地中心部

三重県に暮らす20代前半の女性のケースです。

この女性は現在、地元のドラッグストアでパートタイムの仕事をして働いています。

毎月の収入は15万円程度で、両親と一緒に実家で生活していますので、収入としてはまずまずといったところです。

ところが、この女性の場合、両親、特に父親に問題がありました。

現在50代後半になる父親は、現在仕事をすることができない状態になっています。

それはアルコールの過剰摂取による依存症になっているためで、クリニックに入院して専門的な治療を受けているためです。

もともと、お酒を飲んで上機嫌になるたちの父親でしたが、女性自身としてはまさか自分の父親がアルコール依存症になるとは、夢にも思っていませんでした。

そのため、現在一家の大黒柱として働いているのは、女性ひとりということになります。

家族3人の生活費として15万円の収入があるなかで、父親のアルコール依存症の治療に毎月5万円が必要ですので、生活費は10万円に限られてしまいます。

幸いにもすでに住宅ローンの支払いの完了した持ち家に住んでいますので、家賃を心配する必要はありませんが、

将来的には自宅の修繕費用を用意したり、高齢化していく両親のための介護費用を準備しておくなど、いますぐになくなる生活費だけでなく、将来のための積み立てもしていかなければいけない大切な時期です。

そういった貯蓄ができないばかりか、父親が会社を休職してアルコール依存症の治療に専念すると決まった段階では、一家の収入は大幅に減少しました。

これまでのレベルを切り詰めて生活費用を削減するためにはしばらく時間が必要であったため、それまでの不足分は信用金庫からの借り入れで間に合わせていました。

そのため、現在では2社の金融機関から80万円の借り入れが残っており、彼女の限られた収入のなかから、これらの返済費用も捻出せざるを得ず、両親ともにとても厳しい生活を続けているというのが実情となっています。

三重県　田隈さん　52歳男性　小料理屋経営

三重県のとある場所にて、私は妻と2人で小料理屋をしています。

小さなお店ですが、近所の人からの評判も良く、開店してすぐに常連さんもついてくれたことから、食べて行くのに不都合はありませんでした。

もともとサラリーマンだった私ですが、どうしても料理店を開きたいという夢を捨て切れなかったことから開いたお店です。

妻には迷惑をかけっぱなしだったので、いつかは楽をさせてやりたいと頑張っていたものです。

しかし、雲行きが怪しくなってきたのは料理店を開いて4年目のことでした。

私が開いていた小料理屋からすぐ近くのところに、大型のショッピングモールができることになったのです。

ショッピングモールにはフードコートを初めとした料理店がいくつも入るとのことで、オープン前から随分と話題になっていました。

小料理店ということもあり、うちとはあまり関係ないことかと思っていたのですが、そうではありませんでした。

その地域だけではなく、根こそぎ集客されてしまいますので、うちによって食事をしていこう、お酒を飲んでいこうというお客さんが激減してしまったのです。

当然ですが、お客さんがこなければ経営をしていくことはできませんので、たちまち生活費にも困ることになってしまいます。

そこで妻がパートに出る、私もアルバイトを掛け持ちするなどで対応していたのですが、子どもの学費がどうしても支払えないことがわかったのです。

そこで借金をしたのですが、それがきっかけになったのか、様々な面で借金をして賄うことになってしまい、気づいた時には600万円ほどの借金ができていました。

さすがに返済できる額でもなく、毎月の返済だけでも大変です。

たちまちの内に返済にも困るようになってしまったことから、私は行政書士の友人に相談をしてみました。

その時に言われたのが、もう弁護士に相談した方が良いとのことでした。

そして、友人の知り合いがいる三重県の弁護士事務所を紹介してもらったのです。

結果、債務整理というかたちで借金そのものは落ち着きました。

お客さんも少しずつ戻ってきたくれたことも手伝ってか、なんとか乗り切ることができたのです。