長野県の多重債務者の債務整理相談の体験談です

善光寺の山門からの風景

長野県に暮らしている40代の夫婦のケースです。

結婚して18年になり、中学生と小学生の子どもが2人いる、4人家族です。

15年前に35年ローンで一戸建ての住宅を購入し、現在は毎月10万円の住宅ローンを払っています。

夫は地元の精密機器メーカーで営業職をしていて、毎月の給料は手取りで23万円、妻は介護ヘルパーとしてパートタイマーで働き、収入は15万円です。

一家の収入は38万円程度になり、住宅ローンをのぞくと生活費は28万円ほど。

光熱費や水道料金、マイカーローンの5万円などをさしひくと18万円は残りますが、育ち盛りの2人の子どもを含めた一家の食費は毎月10万円ほどになってしまいますので、貯蓄などに回すことができるのは8万円ほどとなります。

子どもの教育資金やいざというときのための貯金をするにあたって、8万円は多すぎる金額ではありません。

夫婦としてはできるだけ家計を切り詰めながら貯蓄額を増やしたいと思うところではありますが、実はさらに支出がありました。

それは、夫名義で4社から借り入れをしている500万円の借金の返済です。

毎月の返済額は8万円ですので、実際には貯蓄にまわす資金はまったくない状態です。

これらの借入金は、なにも夫婦が散財をしていたために発生したものではありません。

結婚したてのころは、夫の給料もまだ低く、妻も働いてはいませんでしたので、毎月ギリギリのところで生活をしていました。

そういった状況のなかで第一子が生まれ、思い切って夢の一戸建てを購入するなどの人生のイベントが続いたことにより、毎月の収入に比べて支出だけが大幅にアップしていってしまったのです。

夫の給料だけでは返済を続けることができず、妻はパートに出るようになりましたが、まだ子どもが小さいこともあってそれほどの収入にはつながりません。

そこで、夫婦は仕方なく消費者金融から借り入れをするようになったのです。

ある程度収入が増えた現在でも、雪だるま式に増えてしまった利子を含めて、完済まではまだまだ長い道のりになりそうです。

長野県　山本さん　45歳男性　経営者

私は長野県の異軽井沢でペンションを営む経営者でした。

バブルの時期、軽井沢には非常に多くの人が長野県に訪れ、私の年収も数千万という時代もあったのですが、ここ数年はお客さんも減り、あまり良いビジネスとは言えなくなっていました。

出来れば、何か他に儲かるビジネスがあれば投資したい、そんな風に考えていました。そんなある時、魅力的な投資話を持ちかけられたのです。

その魅力的な投資話とは、未公開株です。

未公開株というのは、まだ上場していない会社の株の事で、もしこの会社がその後に上場した場合、株価の安いうちに購入しておけば、上場後に値上がりして大儲けをする事が出来るという訳です。

この手の詐欺が多いのはもちろん知っていたのですが、このビジネスに乗った理由は、それまでにも何度か美味しい話を持ちかけてくれて、実際に稼ぐ事が出来ていたからです。しかし後で知った話では、それらの儲けは後で大金を私から騙し取る為の布石だったそうです。

この未公開株の為に、私はペンションも売却し、それでも用意してほしいという金額に足りなかった為に、500万円ほど消費者金融などから借金をしました。

事前に聞いた話によれば、二週間ほどで上場するので、その時にはおよそ二倍になるという事でした。

しかし、二倍になるどころか、一円も戻ってくる事はありませんでした。

その会社は二週間経たないうちに倒産していて、儲け話と切り出してきた男は、既に連絡すら取れなくなっていたのです。

騙された、そう感じた時には既に手遅れだったのです。

財産も何もかも失い、借金だけが残ってしまった私は、どうしたら良いのかを自分の経営していた会社の弁護士と話し合いました。

そうした所、私の債務状況などを考えるなら多重債務を債務整理によって解決する事を提案されました。

債務整理に関しては、右も左も分からない私でしたが、とても親身になって弁護士が対応してくれて、落ち着く事が出来ました。

今はすっきりとした気持ちで人生をやり直せています。