新潟県の多重債務者の債務整理相談の体験談です

新潟市の秋

新潟県に暮らす50代の男性のケースです。

両親から引き継いだ精肉店の店主として数十年にわたって自営業で働いてきましたが、4年前に体調を崩し、店を閉めて通院する毎日が続いています。

40代の妻と妻の母親の3人で暮らしていて、自宅は両親から受け継いだ実家です。

現在は男性に収入がないため、妻がスーパーマーケットにパートで出て働いていますが、毎月の収入は12万円ほどです。

もともと、男性の経営していた精肉店はあまり経営状態が芳しくなく、4年前に店を閉めるまでの間に毎月の生活費が足りなくなるといったことがたびたびありました。

そのため、これまでに信用金庫や消費者金融、クレジットカードのキャッシングなどで、合計4社から500万円もの借入金をせざるを得なくなってしまいました。

4年前から男性は通院していますが、毎月の治療費用として3万円が必要になりますので、現在の12万円という収入だけでは一家3人暮らしていくことはかなり厳しい状態です。

幸い自宅の住宅ローンはありませんが、両親から受け継いだ実家は老朽化が進んでいるため、この先何年このままの状態で暮らしていけるか不安になるほどで、近いうちにメンテナンスを入れる必要があります。

しかしながら、夫婦にはそのための資金的余裕がありませんし、現在元気な義母もいつ寝たきりになるかもわかりません。

さまざまな不安要素が控えているため、それらに備えて貯蓄を増やす必要があるのは目に見えているのに、毎月の返済を済ませるのがやっとで、そんなことを考える余裕はまったくないのが現状です。

男性はまだひとりで歩くことはできますが、病状の改善もあまりみられず、万が一寝たきりや入院になってしまったとしたら、妻ひとりで夫と母親を介護するのはとても不可能です。

そういうリスクが目に見えていながら、膨大な借入金があるばかりに対策をとることができず、夫婦はただただやきもきしながら日々を過ごしていくしかありません。

新潟県　沖田さん　30歳男性　会社員

私は新潟県のとある商社で、新潟魚沼のコシヒカリを全国に卸す会社で働いていました。

若くして良い仕事をした事もあり、早い段階で私は主任に抜擢され、数人の部下を扱う役職となったのですが、これが私のストレスを激増させる事になりました。

そしてそのストレス発散の為に、私は毎日、眠るまで酒を浴びる様になったのです。

私が住む新潟は、八海山や久保田など酒の名所としても知られている事もあり、美味しく酒が飲める店がたくさんあります。

私は会社が終わると居酒屋を数軒ハシゴし、夜のお店に行って家に帰るという毎日を繰り返しました。

二年前に結婚した妻は、私の事を心配してくれていたのですが、私はいつも遅くに泥酔して自宅に帰っては、どなりつけたり、たまに手を上げたりする事もありました。

そういった事もあり、妻は1歳の娘と一緒に、実家に帰ってしまい、私の生活は更に荒れる様になってしまったのです。

私は、酒を飲む事でしかストレスを発散する事が出来なくなっており、お金の事など全く気にせず、常にクレジットカードで会計を行っていました。

居酒屋だけなら、そこまで大きな金額にはならないのですが、飲んで自制心が効かなくなると、ついついキャバクラやスナックなどの夜のお店に行く事も多く、私のクレジットカードの請求はとても大きなものになっていました。

それでも会社のプレッシャーもあり、酒がやめられなかった私は、ある愚行を行ってしまいます。

会社での勤務中、どうしても酒が飲みたくなり、とうとう隠れて日本酒を飲んでしまったのです。それをたまたま事務の女性に目撃されてしまい、私は解雇を言い渡されました。

借金の総額は、膨れ上がって300万以上になっていましたし、職を失った状態でどうして良いのかも分からず、仕事で付き合いのあった弁護士の方に相談しました。

債務整理を行う事を勧められ、私は絶望的な気持ちになりました。

しかし債務整理は私の思う様なネガティブな行為ではなく、人生をリセットする為に有効な手段だという事を教えて下さりました。

債務整理後、私は別の新潟県の他の貿易会社に就職し、ささやかですが幸せを取り戻す事が出来ました。