東京都の多重債務者の債務整理相談の体験談です

新宿・歌舞伎町

東京都に暮らす20代後半の女性のケースです。

中学校や高校で所属していた演劇部で、演劇の面白さに開眼し、一生続けていける仕事として憧れるようになりました。

そこで、高校の卒業を待って上京し、6畳一間のアパートを借りて、日中は演劇の専門学校に通いながら、夜や休日にはコールセンターの派遣社員として仕事をするという生活を続けています。

彼女にとって、生活の主体はあくまでも専門学校での演劇レッスンですので、コールセンターでの仕事は学校のカリキュラムの空いた時間に限られます。

そのため、まとまった時間を仕事に費やすことができませんので、毎月の収入は平均して13万円ほどです。

アパートの家賃が毎月4万円ですので、生活費は9万円。

そこから専門学校の月謝として毎月5万円が消えていきますので、実質の生活費は4万円しか残りません。

そこから、光熱費や水道料金、携帯電話料金、食費を捻出しなければならないのですが、やはりこれだけでは足りるわけがありません。

女性はクレジットカードのキャッシングからスタートし、消費者金融から借り入れを行うまでになってしまいました。

現時点での借入総額は160万円、借り入れをしている会社は全部で5社になります。

演劇を志す若いひとの多くに共通している傾向にもなりますが、こういった舞台の業界においては、横のつながりがとても重要視されます。

そのため、ちょっとした飲み会や食事会などには積極的に参加することがよしとされる風潮もあり、どうしても外食をするための費用がかさんでしまうという特徴があります。

加えて、まだ20代の女性であるため、化粧品や洋服などにかけるコストもどうしても増えてしまいます。

舞台とはいえ、女優として仕事をしていきたいと考えているのであれば、どうしても身だしなみをおろそかにすることはできません。

東京都心は生活するためのコストも相対的に高くなりがちですので、彼女のように夢を抱えているがゆえに多重債務に陥ってしまっているひとが少なくありません。

東京都　片山さん　38歳女性　OL

私は東京都内でOLをしていました。

会社ならどこでもそうかもしれませんが、私の働く会社もやはり同じで、若い女性社員の方がちやほやされますし、ミスなどにも寛容です。

私の年齢ですと、いわゆるお局という扱いになり、仕事は一番出来るのに煙たがられ、会社では居場所が無く、ほとんどやりがいを感じる事が出来ていませんでした。

せめて恋人でもいれば違うのかもしれませんが、良い出会いも無くつまらない毎日を送っていました。

そんな私の日常を一変させたのが、ホストクラブです。

ホストクラブに行く事になったきっかけは、キャッチによる勧誘です。

寂しいという気持ちの時、優しく話しかけられ、つい足を止めて話を聞いてしまったのです。

「すごく安いし、暇つぶしにどう？」

そう言われて、興味本位で行ってみる事にしたのです。

東京のホストクラブの料金システムは、初回は非常に安くなっていて、ボトルなどを入れなければ数千円で利用する事が出来ます。

そうした事もあって、軽い気持ちでホストを初体験したのですが、これが私の人生を狂わす事になるとは思いもしませんでした。

私を担当したのは一回りも年下の男の子でしたが、私の好きな俳優に似ていて、見た目はとてもタイプでした。

普段から誰にも必要とされていないという気持ちの強かった私に彼はとても優しくしてくれました。

仕事とはいえ、もう何年も感じていない幸福感を得る事が出来たのです。

それ以降、私のホスト通いは始まりました。

最初は貯金を切り崩してお店に通っていましたが、ホストクラブという場所は、お金を使おうと思えばいくらでもすぐに使う事が出来ます。

私はあっという間に貯金を使い果たし、今度は消費者金融でお金を借りる様になりました。

しかし、借金が400万円近く膨らんだ所で利息の返済すら難しくなり、絶望的な気持ちで両親に相談しました。

父親の友人である弁護士の方から債務整理を進められ、私は債務整理を行う事になりました。

同じ女性の弁護士の方で、非常に話しやすく気持ちを落ち着ける事が出来ました。

借金の利息返済地獄に苦しんでいた頃に比べれば、今は心の平静を得られて穏やかに暮らせています。