宮城県の多重債務者の債務整理相談の体験談です

仙台駅前ビル街

宮城県において大きな問題となっているのが、東日本大震災による経済的な打撃からの復興です。

様々な復興支援策が打ち出されていますし、支援金の支給などもあります。

しかし仕事を失った人や、事業をたたまざるを得なくなった経営者もかなりいます。

さらに漁業や農業を営んでいる人は、風評被害の影響もあってなかなか思うような収入を得ることもできません。

こうした事態に追い打ちをかけるように、たくさんの悪質業者がこの地方に入り込んで、建設や事業に関する詐欺行為を持ちかけたという事実があります。

そのため、貴重な財産を震災と不法行為によって失った人は少なくありません。

ほんとにつらい状況だと思います。

また将来の希望がないまま借金を重ねてしまい、1年ほどすると返済に回す資金が全くなくなってしまい、どうしようもなくなるというケースもあります。

このような事例では、あまり年齢には関係なくいろいろな層の人が、多重債務に苦しんでいます。

そのため各自治体でもこの問題を重視していて、いろいろな対策を設けています。

たとえば相談窓口なども役所に設置していますので、多重債務の問題が大きくなる前に活用することが肝心です。

宮城県は東北地方の中では経済規模が大きいものの、地方部を中心に仕事口が少ないなどの難しさを抱えており、給料基準もまだ低めに推移していますので、生活費や遊びのためのお金を得る手段としてサラ金に頼ってしまう人が大勢います。

20代もしくは30代に比較的多く見られ、最初は数万円の借金だったものの、借金への抵抗が薄れてしまい次第に債務が大きくなってしまうというパターンです。

なので宮城県では借金整理や過払い金請求をされる方が多いようです。

宮城県　岡田さん　43歳男性　食品会社勤務

子どもの頃から私は車が好きで、大人になったら絶対にスーパーカーに乗ってやろうと心に決めていたものです。

結果的に、この夢が私自身の生活を壊してしまったと言っても過言ではありません。

私は宮城県にある小さな食品会社に勤務していた私ですが、お給料としてはそこまでもらっていませんでした。そんな時でした、昔から憧れていた車を見つけたのは。

ポルシェの古いタイプの車だったのですが、程度も良く、お値段もお手頃でした。

自分の貯金をはたけば多少の足は出ますが、なんとか買える値段だったのです。

子供の頃から憧れてきた車を手に入れるチャンスと、ここぞと貯金をはたいて購入しました。

払えなかった分は自動車ローンを組んでの購入になります。

この時は人生の中でもベスト3に入るくらい嬉しかったです。

しかし、その嬉しさも長くは続きませんでした。車を購入したことがある人なら想像もつくでしょうが、実は車の維持費ってかなりかかってしまいます。

燃費の良くなった軽自動車でもそこそこかかるのですから、それがスポーツカーともなればかなりの金額です。

ハッキリと言ってしまうと、私は古いタイプのポルシェがこんなに維持費がかかるとは思っていませんでした。

自動車保険もほとんど割引がききませんし、燃費だって良くない、自動車ローンの返済もあると、お金を支払うことばかりが増えていきます。

走らせている間は爽快なのですが、いざ給油するとなるとお金が面白いように飛んでいきました。

結果、私は生活費を捻出するのに借金を繰り返すようになっていたのです。

消費者金融からお金を借りていたのですが、最初は数千円単位だったのが、いつの間にか1万円、2万円と増えていき、最終的には限度額いっぱいまで借りていました。

結果、生活をしていくどころではなくなり、宮城県の弁護士に相談を持ちかけたのです。

100万円近くの借金なのですが、この時にはもうどうしようもなくなっていました。

結果、債務整理を行うことになったのですが、同時にポルシェも手放しました。

明らかに自分の生活がおかしくなったのは、身の丈に合わない買い物をしたからです。

いくら子供の頃から憧れていた車だとしても、自分の収入とあっていないものを購入すると、逆にお金を失うことになるのだと気づかせてもらえました。